データセットの相対標準誤差は標準誤差と密接に関連しており、その標準偏差から計算できます。標準偏差は、データがどれほど密にパックされているかを示す尺度です。標準誤差は、この測定値をサンプル数で正規化し、相対標準誤差はこの結果を平均値の割合として表します。
サンプル値の合計をサンプル数で割ることにより、サンプルの平均を計算します。たとえば、データが8、4、3の3つの値で構成されている場合、合計は15で、平均は15/3または5です。
各サンプルの平均からの偏差を計算し、結果を二乗します。例として、次のものがあります。
(8 - 5)^2 = (3)^2 = 9 (4 - 5)^2 = (-1)^2 = 1 (3 - 5)^2 = (-2)^2 = 4
平方を合計し、サンプル数より1少ない値で割ります。例では、次のものがあります。
(9 + 1 + 4)/(3 - 1) = (14)/2 = 7
これはデータの分散です。
分散の平方根を計算して、サンプルの標準偏差を見つけます。この例では、標準偏差= sqrt(7)= 2.65です。
標準偏差をサンプル数の平方根で割ります。例では、次のものがあります。
2.65 / sqrt(3) = 2.65 / 1.73 = 1.53
これはサンプルの標準エラーです。
標準誤差を平均で除算し、これをパーセントで表すことにより、相対標準誤差を計算します。この例では、相対標準誤差= 100 *(1.53 / 3)があり、51パーセントになります。したがって、サンプルデータの相対標準誤差は51%です。